岐阜高校
岐阜高校同窓会

2021.04.20
百折不撓

岐阜県立岐阜高等学校同窓会 会長
木方 伸一郎

「二〇二〇年はオリンピックイヤー」といわれていたのが、まさかこのような年になるとは、誰が想像したでしょうか? しかし、今こそ「百折不撓」の言葉を胸に、この困難を乗り越える時であると思います。

岐阜高校は令和五年に一五〇周年を迎えます。これまでに多くの先輩たちが、まさに世界中でこの「百折不撓」を座右の銘として活躍されてきました。この国難ともいえる状況の中、先輩の古田肇岐阜県知事や、後輩の柴橋正直岐阜市長をはじめ奮闘されている姿をメディアを通して拝見しておりますが、私個人としては、岐阜高校一年の時に、同じ教室で机を並べて授業をうけていた白木公康君が、アビガンの開発に携わり、テレビで解説するのを見た時には、驚きと同時に、五〇余年前の彼の姿を思い出し、あの時代がよみがえりました。

校歌にあるように、いかに波が荒くとも、希望の岸が遠くても、「百折不撓」でなんとか前へ進んでいけたらと思います。

さて、令和二年である今年の同窓会は、昭和五二年、昭和六二年、そして平成九年の皆様が、お忙しい中、一年以上も前から、準備を始め、企画・会報の編集・広告および協賛金集めなど多方面にわたりご尽力いただきました。にもかかわらず、新型コロナウイルスの感染拡大が始まってしまいました。しかし、運営委員会の方々は先の読めない事態にもかかわらず、冷静にいろいろな対応を検討され、刻々と変わる状況にあわせて、柔軟に対応していただいたことに心から感謝申し上げます。

来年の六月は、おおぜいの先輩、そして恩師の先生方のお元気なお姿にお目にかかり、また、いろいろな分野でご活躍の同窓生や若い後輩の頼もしいお姿を拝見することで、自分が岐阜高校の卒業生であることを、肌で実感できる機会ができることを、心から祈ります。

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