開催日:2023(令和5)年10月29日(日)

創立150周年記念式典

長良川国際会議場に生徒や同窓生、来賓の方を含めて約1,800人が集まり、書道部による華やかなパフォーマンスとともに幕を開けた記念式典。
150年の歴史の重みと誇りを胸に、さらなる飛躍と発展を願いました。

書道部による書道パフォーマンスで式典が開幕。音楽に合わせた演舞とともに「百折不撓」の文字を書きあげました。 音楽部のハーモニーとともに国歌斉唱を行った後、遠藤宏治同窓会会長が「この先も岐高魂がしっかりと受け継がれ、岐阜高校の名声・誉れがますます高まっていくと確信しています」とご挨拶されました。そして石田達也校長はお祝いの言葉とともに在校生へ「思う存分学びを探求し、友と語らい、互いに切磋琢磨して密度の濃い高校生活を送ってください」とエールを送られ、古田肇岐阜県知事は来賓代表としてご自身の高校生活を振り返りながら「岐阜高校が次の200年、300年も発展し続けることを願っています」とお祝いの言葉を述べられました。
アトラクションでは150周年記念事業を映像とともにご紹介。生徒代表の横山聖さんは「岐阜高校の一員として学ぶことの幸せと責任の重さを感じました。世界に視野を広げ、日々精進することを誓います」と力強く語りました。そして、応援団のエールとともに参加者全員で校歌を歌いあげました。

<式次第>
オープニング・アトラクション
国歌斉唱
物故者慰霊黙祷
同窓会長 ご挨拶
学校長 ご挨拶
功労者のご紹介
高額寄付者のご紹介
来賓代表 ご挨拶
来賓のご紹介
アトラクション:150周年記念事業の軌跡
生徒代表 ご挨拶
校歌斉唱
エンディング

司会:中西真尋さん(左)と篠田健太朗さん(右)
国歌斉唱
受付の様子
同窓会長 ご挨拶
学校長 ご挨拶
功労者のご紹介
アトラクション:150周年記念事業の軌跡
生徒代表 ご挨拶
校歌斉唱

150周年記念講演会

講師/大栗 博司 氏(昭和55年卒)

カリフォルニア工科大学 フレッド・カブリ冠教授、
理論物理学研究所所長
東京大学国際高等研究所
カブリ数物連携宇宙研究機構教授
アスペン物理学センター理事長
理学博士

場の量子論や超弦理論の深い数学的構造を発見し、これらの理論を素粒子物理学や宇宙物理学・宇宙論の基礎的問題に応用するための新しい理論的手法を開発している。特にトポロジカルな弦理論を発展させ、これによってブラックホールの量子力学的性質を解明した。
 また、2次元の共形場の理論、カラビ-ヤウ多様体上のDブレーン、AdS/CFT対応、超対称性を持つ場の量子論の性質と超弦理論との関係などについても基礎的な貢献をしている。

記念講演会では、講師・大栗博司氏が日本・アメリカでの研究活動やその内容に触れながら、岐阜高校で学んだことやキャリアの選択について語られました。

高校や大学における勉強の目標は「自分の頭で考える力を伸ばすこと」、「必要な知識や技術を身につけること」、「言葉で伝える力を伸ばすこと」の3つとして、高校では様々な古典に出会い、説得力をもって考えを表現する方法を学ぶことができたと話されました。
一方、大学院の目標は自らの力で新しい真理を発見すること。そのためには問題を見つける力と、粘り強く考え続ける力が必要であり、まさに岐阜高校の校訓である「百折不撓、自彊不息」に通じるものだったと述べられました。また、現在でも世界の様々な分野で活躍する友人達と高校で出会えたことが、大きな財産になったことを強調されました。

キャリアに関するお話では、時には実力不足を経験した時のことも交えながら、「キャリアには様々なステージがあり、適切な時期に適切なステージに進む必要がある」、「自分の探求心を活かせるような、楽しそうな方を選ぶのが良い」という考え方を伝え、学生たちにエールを送られました。そして、身近なテーマから宇宙の誕生についてご紹介され、「岐阜高校は世界への窓を開き、私を自由にしてくれた」という言葉とともに講演を締めくくられました。

150周年記念祝賀会

時間:13:00~15:00
会場:都ホテル岐阜長良川 ボールルーム・漣

在校生による見事なパフォーマンスで幕を開けた、創立150周年の祝宴は卒業生と現役の先生方総勢約700名が参加する盛会に。
コロナ禍明け、久々に開催された祝賀会とあって、思い出話にも花が咲きました。

コロナ禍を経て4年ぶりの開催となった本会は、創立150周年を祝う節目の祝宴。オープニングを吹奏楽部、応援団、チア部のパフォーマンスが飾り、大きな拍手と共に会が開幕しました。
開会にあたっては堀貴雄祝賀会運営委員長が「人同士の縁の大切さを実感した令和の今だからこそ、その繋がりをさらに強めていただく機会にしてほしい」と挨拶。
終盤には加納正嗣さんに次年度運営委員長の役がバトンタッチされ、応援団OBが貫禄の応援で場を盛り上げました。
最後に幹事学年を代表して、服部敬さんが閉会のことば。岐阜高校のさらなる発展と、この場に集った人々の活躍を祈念し、盛会のうちに祝賀会は幕を閉じました。

<プログラム>
オープニングアトラクション
開会のことば
同窓会会長 挨拶
乾杯
令和6年度運営委員長 紹介
校歌斉唱・エール
閉会のことば

オープニングアトラクションの様子②
サテライト会場(漣)の様子
開会のことば:堀 貴雄(祝賀会運営委員長)
乾杯:古田 肇(岐阜県知事)
1980年、1990年、2000年卒の応援団OBによる校歌斉唱とエール。往時を彷彿とさせるキレのある応援と共に、その場にいる全員で校歌を大合唱しました。