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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)
古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第40話] 森 巻吉、父の協力者《明治の群像・16》
森 巻吉(けんきち、1877~1939)は、森 巻耳の長男として生まれました。父の巻耳はこのとき福井明新中学校の助教諭でした。同校は、幕末に設立された藩校明道館を前身とし、明新館などを経て1874(明治7)年に福井 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第39話] 森 巻耳、岐阜盲学校の創立者《明治の群像・15》
森 巻耳(けんじ)は加賀藩の中間小頭(ちゅうげんこがしら)、坂井洗耳とそのの次男として金沢市野町に生まれ、藩の中学東校、次いで福井、大阪で英語を学びました。その後、福井明新中学校、石川県中学師範学校で英語を教え、滋賀 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第38話]A.F.チャペル、岐中初の外国人英語教師《明治の群像・14》
岐阜県立岐阜盲学校を創立した森 巻耳(もり・けんじ、1855~1914)とチャペル(Arthur Frederick Chappell、1860~1945)について『岐高百年史』からたどります。 校史資料室には、1 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第37話]宮崎繁三郎と関ケ原戦役300年祭《明治の群像・13》
宮崎繁三郎(1892~1965)は陸軍の軍人(軍歴は1911~1945年)でした。岐阜中学校を卒業後、陸軍士官学校を経て歩兵第一六連隊(新潟県新発田市)に配属されました。 『名将宮崎繁三郎 不敗、最前線指揮官 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第36話]明治42年秋の岐中創立記念大運動会《明治の群像・12㊦》
校史資料室にある雑誌「華陽」から原 徹一に関する記事をご紹介します。記事からは岐中健児の熱気が伝わってきます。 先ずは、〈彙報〉より「創立記念大運動會記事」の冒頭です。創立記念日に大運動会を開催するにあたって健児 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第35話]原 徹一の岐中時代《明治の群像・12㊤》
旧制中学校は、明治期の中学校令で各道府県(当時)に1校以上の設立が規定され、男子に対して中等教育(普通教育)を行いました。入学資格は尋常小学校(後に国民学校初等科)を卒業していることで、修業年限は5年間でした。修業 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第34話]岐阜の野球を育てた人《明治の群像・11》
関谷仙三翁は今もグラウンドの選手たちを三塁側から見つめています。この像は、1973(昭和48)年7月に同氏の長年にわたる野球部への貢献に対して同窓会から贈られたものです。しかしその翌年7月に関谷氏は急逝されました。 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第32話]熊谷守一の岐阜時代《明治の群像・10㊤》
熊谷守一は1880(明治13)年に岐阜県恵那郡付知村(現・中津川市付知町)に生まれました。同地は古くから信仰の対象であった御岳への経由地として、商家や宿場が立ち並ぶ恵那郡最大の町でした。飛鳥時代の開山ともされる御岳 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第33話]熊谷守一の世界《明治の群像・10㊦》
熊谷守一の『へたも絵のうち』は、日本経済新聞のコラム〈私の履歴書〉に1971(昭和46)年6月から翌月まで連載された文がもとになっています。以下には、同書から岐阜時代のことをご紹介します。 ◇ 父のことと兄のこと […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第31話]岐高女時代前後の保井コノ《明治の群像・9》
校史資料室に、お茶の水女子大学から寄贈された『保井コノ資料目録』があります。保井コノ(1880~1971)は男女差別の著しい時代に女性科学者の道を拓いた人です。 保井は、愛媛県大内郡三本松村(現・香川県東かがわ市 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第30話]髙木貞治と學術講談會雑誌《明治の群像・8㊦》
第六號に掲載された「修學旅行紀事」の続きは見付けられませんでした。高木の在籍期間を考えると、第拾壹號または第拾弐號にある可能性が残りますが、この2巻は確認できていません。 岐阜県歴史博物館の閲覧室で『學術講談會雑誌 […] -
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古往今来(岐中・岐高女・岐高150年の歴史)[第29話]高木貞治の「修学旅行」《明治の群像・8㊤》
高木貞治(1875~1960)は、美濃国大野郡数屋(かずや)村(現・本巣市)に生まれ、岐阜尋常中学校を経て第三高等中学校(現・京都大学)へ進み、1898(明治31)年に帝国大学理科大学(現・東京大学理学部)数学科を […]